石川県議会議員 田中美絵子

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濃厚接触者の子どもの受入れ先について(6月定例月議会での質問と答弁)

新型コロナに家族が感染した場合、子どもはどうなるのか?というご質問を頂くことがあります。
子どもは濃厚接触者になる場合もあるため、親族であっても受入れが出来ない状況があると思います。
また預け先がそもそもないケースもあるでしょう。そこで6月定例月議会にて一般質問をしました。
入院措置するケースや、そのまま同居するケースが大半ですが、本来は一時保護所で預かることが基本となっています。
しかし、自治体の受入れ体制が整っておらず断るケースが大半です。金沢市では個室等を準備し万全の体制をとっているという答弁を頂きました。
とても誇らしく思います。
以下議事録です。

児童養護施設についてお伺いします。
4月にフリーアナウンサーの方が、夫婦ともに新型コロナに感染したニュースがありました。2歳のお子さんは感染しておりませんでしたが、濃厚接触者であるため高齢の祖父母に預けることは出来なかったそうです。結局自宅療養しながらお子さんの面倒を見ていたそうですが、こうしたケースを他人事ではないと感じた方や、お子さんが感染しないだろうかと心配された方も多かったのではないでしょうか。またひとり親家庭においても同様の問題が懸念されます。
保護者が陽性、子どもは陰性、しかし子どもを預ける親族や友人がまわりにいないというケースは感染者が多い都市部を中心に複数存在したと報道がありました。厚労省は、4月10日に自治体に向けて親族などの保護が難しい場合は、保健所や児童相談所が連携し、病院や児童相談所での一時保護や児童養護施設での受入れなど、地方自治体で対応を検討するよう事務連絡を通知しています。しかしながら、自治体の対応が追い付いておらず、実際には保護者が軽症の場合は自宅療養で子どもの面倒を見るケースや、子どもも個別で病院を探し一時保護委託という形で入院措置するケースが多いとのことです。
本市においても、同様のケースに対応出来るよう、準備をしておく必要があると考えます。そこで本市では新型コロナ感染者、濃厚接触者の子どもを一時保護所や児童養護施設で受け入れる考えはあるのか、また受入れ体制は整っているのかお伺いします。

(市長答弁)
児童養護施設についてお尋ねがございました。新型コロナの感染者、濃厚接触者の子どもの受入れ体制のことについてご提案でした。保護者が新型コロナウィルスに感染したことで入院となり子どもの養育を頼める親族等がいない場合には本市の児童相談所において一時保護を行う、そういうふうに決めさせて頂いております。幸いなことにそういう事例はありませんでしたけれども、これこそセーフティーネットとしてしっかりとその体制はとっているところであります。当然一時保護をする必要がある場合には他の保護児童との接触を避けるため、個室において専任職員が対応することとし、あわせて使い捨て手袋、防護服等を常備するなど受入れ体制を整えているところであります。


 
2020年09月26日 13:28