6月定例月議会一般質問議事録【学校給食の有機化】
以下議事録です。
5月12日、農水省は「みどりの食料システム戦略」を策定し、2050年までに有機農業の面積を全耕地の25%に当たる100万ヘクタールに増やすことや、化学肥料の使用量を30%低減することなどを目標に掲げました。2017年の時点で有機農業面積は約2万3500ヘクタールにとどまっており、40倍以上増やすことになります。目標を達成するには地域の有機農家を支援し、自治体が学校給食などの公共調達を増やすことが必要ではないかと議論が起こっています。
近年、世界的にも有機農業への関心が高まっており、国内においては、学校給食の有機化に向けた動きが広がりつつあります。先駆的な自治体としては、羽咋市や千葉県いすみ市、木更津市、今治市等が挙げられますが、こうした自治体では全国から視察や問い合わせが相次いでいるそうです。
本市では、学校給食の地産地消に積極的に取り組んでいますが、将来的には地元の農産物の有機化が進み、学校給食も地元の有機農産物に変わっていくことが子ども達の健康のためにも理想的だと感じています。そこで本市における将来的な学校給食の有機化についてお考えをお伺いします。
野口教育長
学校給食で使用している野菜については食の安全安心の観点から原則国産のものを使用するほか、納品時に品質、鮮度などを検査したものを使用しております。有機野菜の使用につきましては、安定的な供給や価格面、さらには保護者の負担などの課題がありますことから他都市の状況もふまえながら使用について研究してまいりたいと思います。
2021年06月23日 16:44