6月定例月議会一般質問議事録【生命の安全教育】
以下議事録です
今年度から国は、生命の安全教育を全国の学校において推進することになり、4月16日に生命の安全教育の教材と指導の手引きを公表しました。これは、政府の「性犯罪・性暴力対策強化のための関係府省会議」における「性犯罪・性暴力対策の強化の方針」を踏まえたものです。
国は性犯罪・性暴力の根絶に向けて、だれもが性犯罪、性暴力の加害者にも、被害者にも、傍観者にもならないよう、2020年度から2022年度までの3年間を性犯罪・性暴力対策の集中強化期間として、教育、啓発の強化など実効性のある取組を進めています。
対象は、幼児、小学校、中学校、高校、大学、特別支援教育となっており、性暴力の根底にある誤った認識や行動、性暴力が及ぼす影響などを正しく理解した上で、生命を大切にする考えや、自分や相手、一人一人を尊重する態度等を発達段階に応じて身に着けることを目指しています。
生命の安全教育は、諸外国では積極的に義務教育として扱われています。これは2009年にユネスコが科学的根拠に基づいて開発した「国際セクシュアリテイ教育ガイダンス」によって支配のない関係性や同意、加害者とならないための関係性の築き方を学ぶための到達目標が掲げられたことが契機となりました。
本市においても性犯罪、性暴力の犯罪根絶に向けて、学校現場で生命の安全教育が積極的に行われることを願っています。そこで、学校現場における生命の安全教育の必要性について見解をお伺いします。
野口教育長
性犯罪・性暴力は長期に渡って被害者の心身に悪影響を及ぼし被害者の尊厳を傷つける卑劣な行為であり、生命の安全教育は大変重要であると認識をしています。
2021年06月25日 13:50