石川県議会議員 田中美絵子

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9月定例月議会一般質問議事録【学校現場における新型コロナ対策】

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学校現場における新型コロナ対策として①抗原簡易キットの基本的な使い方 ②オンライン授業の概要
について質問し、夕方のニュースにも取り上げて頂きました。
以下議事録です。

Q.政府は感染拡大抑止に向け、基本的対処方針を改定し小中学校の検査体制強化を打ち出しました。小中学校や幼稚園などには9月上旬から最大約80万回分の抗原簡易キットを配布し、保健室で検査を行えるような環境をつくるとのことです。報道では、体調に異変を感じた教職員、小学4年生以上の生徒が使用することを想定しているとありましたが、このような抗原簡易キットの扱いについて現場から不安の声があがっています。私も先月初めて抗原簡易キットを自宅で使用しましたが、鼻血に気をつけながら、自分自身で検査を行うことは思ったより難しく、途中何度もくしゃみを繰り返しました。改めて医療従事者が常駐していない保健室で安全に行うことが出来るのだろうかと感じた次第です。
新型コロナ対策で通常よりも業務負担が増えている教職員や養護教諭が、医療現場と違い十分な感染防護対策のない保健室で、検査の立ち会いをさせることは、さらに負担を増大させ感染リスクを高める危険性があるのではないかと疑問を感じます。原則としては、発熱を訴える教職員、生徒に対しては速やかに帰宅と受診を促すことが大切であり、その上で今後、学校現場で抗原検査を行うのであれば、十分な対策を行って頂きたいと思います。改めて学校現場における抗原簡易キットの扱いについて基本的な考え方をお伺いします。
 
(野口教育長)
学校における抗原簡易キットの使い方における基本的な考え方についてです。
児童生徒、教職員において発熱等の風邪の症状がある場合、まずは速やかに医療機関を受診し、自宅で休養することを徹底しております。
抗原簡易キットの使用につきましては、国の通知や活用の手引きでは教職員や小学校4年生以上の児童および生徒が校内で体調の変調をきたし、医療機関をただちに受診できない場合等においてのみ、本人が直接使用することになっておりまして、本人以外のものが立ちあった上で自分で鼻腔検体を行う、さらに立ち合うものは研修を受講した教職員で、飛沫を浴びないように感染対策に留意することになっておりまして、安全に検体採集が出来る環境やまた採集の技術的な面から使用は限定的なものになると考えております。
 
 
Q.オンライン授業についてお伺いします。
先般、2学期から小中学校で新型コロナ感染拡大による臨時休校の際、本市でもオンライン授業を行う方針であると報道がありました。今年度から配備された一人一台のタブレット端末を活用し、オンライン授業の準備を進めるよう呼びかけているとのことで、すでに夏休み中に予行練習も行なっていたと伺いました。
今後の感染拡大を想定し、オンライン授業を通して生徒の学びの保障を確保する取組は大変有意義であると考えます。一方で先行自治体の事例を見ると、アクセスが集中し、画面が固まる等の通信障害の発生や授業の進め方に苦労するなど、多くの課題もあるように見受けられました。質の高いオンライン授業を実施するためにも、導入に際し今後どのような仕組みを作っていくのか、本市におけるオンライン授業の概要についてお伺いし私の質問を終わります。
 
(野口教育長)
本市におけるオンライン授業の概要についてお答えします。
学校では教育委員会が作成しました一人一台端末活用ハンドブックに例示した授業内容例を参考に授業や実験等の動画に加え予習復習用の教材等を配信することで、質の高い教育活動が行えるよう段階的に高めていくこととしています。
また配信による通信障害にも備えリアルタイムによるライブ配信と録画によるオンデマンド配信等を行うなど様々なケースを想定し各学校の実情に応じたオンライン授業を行うこととしています。

※画像は先週末のカーフリーデー金沢2021の様子です
2021年09月17日 12:00