連合審査会質疑「防災士について」
(議事録)
「かなざわコミュニティ防災士育成強化費」についてお伺いします。最初に女性コミュニティ防災士についてです。本市では行政大綱において令和9年度までに女性のコミュニティ防災士の比率を50%にすることを目標としています。私も今年、防災士の資格を取得しましたが、試験会場には多くの女性の方が受講されていた事が印象的でした。改めて令和3年度末における女性コミュニティ防災士の人数と全体に占める割合についてお伺いします。
(山崎課長)
令和4年3月末における金沢コミュニティ防災士の登録数は1205名で、そのうち女性は374名で全体に占める割合は31%となります。今後も目標達成に向け自主防災組織などの協力を頂きながら引き続き女性防災士の育成強化に努めてまいります。
(30%を超えたということで少しずつ目標に近づいてきていると感じます。)本市では昨年度から女性のコミュニティ防災士の養成強化に取組んでいます。女性のコミュニティ防災士が増えることで避難所運営や防災対策に女性目線が活かされることになり大変有意義であると思います。引き続き、女性のコミュニティ防災士が増えるよう取組を行って頂きたいと考えますが、これまでの取組の成果と今後の課題についてお伺いします。
(山崎課長)
昨年度におけます資格取得の実績は167名でありそのうち女性は76名で割合は46%でした。議員仰せの通り避難所運営や防災対策に女性の視点が重要であるということは認識されてきていることから、あらゆる機会をとらえて啓発活動を行い着実に女性防災士を増やしてまいります。
(ぜひ積極的なお声がけをお願いしたいと思います。)最後に、防災士は地元の公民館から推薦をもらった上で受験し、資格を取得しますが、取得後地元の自主防災組織に参加をしない人が一定数存在すると伺っています。推薦をもらった上で受講された方は県と市が折半をし高額な受講料が免除されます。それは地域に防災士として貢献することが前提であるからと認識しています。資格取得後、自主防災組織に参加を促すよう本市としてどのような対策を講じることが出来るのかお伺いします。
(上野危機管理監)
本市では仰せの通り地域における防災力の強化を目的としまして各校下地区に自主防災組織から推薦のあった方に対して防災士資格取得にかかる費用の一部を出しております。また推薦者の決定にあたりましては地域防災に対する意欲があり自主防災組織の活動に積極的にご参加いただける方を選んでいただけるようお願いをしています。しかしながら、資格取得後、自主防災組織の活動に参加されていない方がいらっしゃるとのことで、その対応についての質問でした。本市としましては、今後自主防災組織と連携の上、資格を取得された防災士の方に市や県が開催します各種研修会等への参加をこれまで以上に積極的に呼びかけ、その参加を通じて防災士と交流を図るとともに地域における防災活動の重要性を伝えてまいります。
2022年06月20日 15:53