医療的ケア児について3点、予算委員会で質問を致しました。
現場の貴重なお声や課題をご指導くださいました皆様に心から御礼申し上げます。
今後も医療的ケア児の更なる支援の拡充に向けてがんばってまいります。
以下議事録です
医療的ケア児支援事業についてお伺いします。
令和3年の医療的ケア児支援法の施行に伴い、昨年4月に「いしかわ医療的ケア児支援センター このこの」が開設され、1年が経過しました。また、医療的ケア児等コーディネーター養成、派遣制度も始まり、医療的ケア児に対する支援が前進しています。
一方で、県内の短期入所事業所での医療的ケア児の受け入れ状況は、今年5月1日時点の調査によると、事業所100か所のうち、医療的ケア児の受け入れ可能と回答したのは5か所、条件が整えば受け入れ可能と回答したのは10か所とのことでした。また受け入れ可能とした事業所においても、7日間対応できないところ、1泊のみのところ、医療的ケア児の内容によっては受け入れができないところと、対応が様々であり、とりわけ動ける医療的ケア児について、対応が難しく、利用できるところも限られているとのことです。
県内では、医療的ケア児が毎年20名ずつ増えているとお聞きしています。
保護者からのニーズに応えるためにも、短期入所事業所を充実していく必要があると思いますが、見解をお伺いします。
<柚森健康福祉部長答弁>
医療的ケア児については、保護者自身の病気や休息、冠婚葬祭の際に、一時的に受け入れる短期の入所先を、昨年度設置した「いしかわ医療的ケア児支援センター」において調整を行っておりますが、受け入れ事業所の充実を求める声があることを承知しております。
医療的ケア児の受け入れに当たっては、一口に医療的ケア児といっても、必要となる医療的ケアの内容が異なります。受け入れる事業所においては、それに合わせて必要な看護師等のスタッフや設備を確保する必要があるといった課題があるとお聞きをしております。
県としましては、医療的ケア児支援センターを通じて、医療的ケア児に関する状況や保護者のニーズ等を事業所と共有をするとともに、次期報酬改定などの国の動向も踏まえつつ、今後どうした働きかけができるか勉強してまいりたいと考えております。
2023年12月14日 16:09