本日、3月定例月議会が閉会しました。
連合審査会における私の質問と答弁をアップしたいと思います。
これからも登下校時の安全確保についてしっかりと取り組んでまいります。
【子ども110番の家・車事業】
- 子ども110番の家について数点質問させて頂きます。先日、ある郵便局の局長さんからお話をお伺いしました。「郵便局は子ども110番の家になっているが、知らない人が多い。もっと市としても周知してほしい。」というご意見でした。12月議会では子ども見守り隊のなり手不足について質問させて頂きましたが、登下校時の子どもの安全確保のために、子ども110番の家の活用を強化し地域の安全の担い手になってほしいと思っています。また、本市では家だけでなく、ステッカーを貼った子ども110番の車も存在しています。子ども110番の車とは、企業局と北陸電力が行っている事業です。警察庁が推奨する「ながら見守り」の一環であり、子ども達が助けを求めに来た際に一時保護を行いますが、その存在を知っている人は少ないと感じます。文科省の登下校防犯プランにも子ども110番の家・車への支援の強化が明記されているところでもありますがこうした状況も踏まえ、こども110番の家と車についてさらなる周知を図る必要があると感じていますが、今後どのような広報を行い周知させていくのか取り組みについてお伺いします。
(寺井学校指導課長)
子ども110番の家につきましては、小学校3年生の社会科で学習することとなっており、教育委員会で作成している副読本には学習の
まとめの活動例として学校のまわりの安全マップ作りを例示し、地域の安全を守る施設を実感できるようにしています。加えまして各学校では、安全マップを掲示したり、集団下校訓練の際に通学路にある安全施設を確認し周知しています。また子ども110番の車につきましては、副読本の次回の改定にいれ、より周知が図られるよう取り組んでまいります。
- そして場所が地図上で確認出来たとしたら、次は実際に子ども110番の家がどこにあるのか直接確認し、訪問することも必要であると考えます。新規の家もあれば、逆に空き家のような場所にステッカーが貼られていることもあるからです。訪問の仕方は色々あるかと思いますが、通学路の合同点検の際に訪問活動を行う自治体も存在します。そこで本市では合同点検の際に子ども110番の家を確認、訪問しているのか、それとも別の方法で確認、訪問を行っているのかお伺いします。
(寺井学校指導課長)
通学路の合同点検の実施にあたりましては、交通安全の視点から通学路の危険箇所について点検しており、子ども100番の家の確認や訪問は行っておりませんが、子ども達が安心して通学出来るよう避難訓練の一環として行う集団下校等の際に引率教員が子ども達に場所の確認を行うなど、学校の安全指導を徹底しております。今度も子ども見守りボランティアや子ども110番の家をお引き受け頂いている地域の方々と連携を図りながら子ども達の安全の確保に努めてまいります。
Q.最後に子ども110番の家の場所を子ども達が把握していたとしても、実際に知らない家に助けを求める行為が出来るのかという問題があります。そこで他の自治体では郵便局や事業所を中心に駆け込み訓練を行う学校もあると伺っています。
本市においても防犯訓練、不審者対応避難訓練等を通じて子ども110番の家へ駆け込み訓練をする考えはないかお伺いします。
(寺井学校指導課長)
すべての小中学校において教職員や警察署員、子ども見守りボランティアと連携し不審者侵入を想定した避難訓練をおこなったり、学校の実情に応じて防犯ブザーの活用やロールプレイングの手法を取り入れた防犯教室などを実施しております。駆け込み訓練につきましては、子ども100番の家をお引き受け頂いている方々の了解のもと、関係機関や地域、保護者の方々と連携を図りながら学校や地域の実情に応じて実施するよう努めてまいります。
2021年03月19日 17:32